京都天が瀬メモリアル公園の2人のお墓 border=

■おでんの形

和型のお墓に興味はありませんか?よく古い墓地やお寺の墓地に行ったとき、傘があって、球体があって、四角い石碑を縦に積み上げた、まるでおでんの串刺しのようなお墓を見た事はありませんか?それが五輪塔です。約300年以上もの間、日本中のお墓の8割以上を五輪塔がしめ、『お墓』といえば五輪塔の事だったといわれています。京都の本山寺院の墓地に残された有名武将のお墓は全て『五輪塔』です。織田信長の父「信秀」・毛利元就・小早川隆景など墓が京都の本山の墓地で見る事ができます。

■五輪塔は最高のお墓

五輪塔の形は『手に印を結び、口で陀羅尼を唱え、座禅をして心で瞑想をする、『即身成仏』の3つの修行の姿を表します。同時に亡くなった人がみな成仏・往生した姿と伝わっています。『五輪塔』のお墓を建てると、亡くなった方は極楽浄土に行けるとっても『ありがたい最高のお墓』とされています。また故人を仏様とし、極楽往生させる五輪塔は亡くなった人の魂をもっとも大切にするお墓であり、日本のお墓の歴史の上で大きな役割をしたんです。亡くなった方を偲び、亡くなった方の成仏を願う文化はとても日本らしい、やさしい文化です。

■宝篋印塔って

宝篋印塔(ほうきょういんとう)は五輪塔と同様、古代中世を通じて盛んに造立されました。原型はインドのお釈迦様の墓であるストゥーパで、インド、中国、朝鮮半島を経由して日本に入った三国伝来の供養塔です。この塔の内側に宝篋印陀羅尼経(ごうきょういんだらにきょう)を納める塔ということから、そのように名づけられました。京都の寺院墓地でも見かけるのは少ないです。この供養塔にはお経の一文を彫刻される方が多いです。「一見卒都婆永離三悪道何況造立者必生安楽国」

■大事な事は先祖を祀る気持ち

子供の時期から親に連れられて先祖の墓参りを重ねていると、長子は跡取りとしての意識が育っていくものです。自然に先祖に対しての愛情を持つようになり跡をとるようになります。特に自営業や農家の人達は家業を継いでくれることが一番必要でしょう。あわせて先祖を祭ってくれる跡取りは必要です。サラリーマン家庭でも同じことだと思います。社会的に権威のある立派な跡取りが存在するそのことが、なによりの先祖供養になることであると言われています。親は子供たちの社会的活躍を祈らないはずはないのですから、それをカタチに表すことが大切なのです。お墓のイラストを検索すると必ず子供が描かれています。みなさん、気持ちは同じですね

■供養塔の写真



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