ほんとはまったく宗教心がないんです
天が瀬メモリアル公園は今日も納骨がありました。
80代のお父様の納骨です。戒名も立派にもらわれています。
院号のついた戒名ですから高いと思います。ご僧侶が納骨経を読まれました
日蓮宗です。
カチカチとかん高い音にお経が読まれます。白木のお位牌をお持ちでした。
「位牌はどうするんですか?」
「宗派は違いますが抜魂法要を営んでお焚き上げ供養ができます」
じゃあ、ぜひお願いします
「塗のお位牌をもらってられますか」
「いいえ、もらっておりません。仏壇もありません」
「父は熱心な信者だったけど、私はまったくです」
仕方のない事ですね。
「私の時は音楽葬にしようと思います」
「今日は父親のために、お経をいただきましたが
ほんとはまったく宗教心がないんです」
最近、よく耳にする話です。
でも納骨経を頂かれた記憶はきっと残ると思います。
お経の価値が全くなくても、父親の納骨の時にちゃんとご僧侶を呼んで、お経を頂いた
・・・ちゃんとお勤めしたという事実が大事と思います