地方都市の供養事情ってこんなもんですかね?

お墓の事

先日、彦根在住の方と連絡しました。

彦根はもともと彦根仏壇が有名です。横幅、2間(3.6M)の金仏壇が、各ご家庭にあります。仏間もあります。最近の新築は知りませんが、昔からあるおうち、ほんと、信心深い所です。関西でも有数の、金仏壇の制作者が多い地域です。彦根市内の一角には、仏壇屋が、軒を並べる一角もあります。

ですから、さぞかし、供養についてはうるさい事があるのかな?

彦根は皆さん、越前門徒か、曹洞宗の方が多いですか?皆さん、ちゃんと先祖供養されてますよね。そんな事を、何気なく聞いてみたら・・・ちょっと、ショックでした。

=======彦根在住の方の方の話================

親が死んで、仏壇を必要とするのは長男だけです。もともとの旧家には立派な仏壇があります。

この仏壇屋の多い彦根でも、親が死ぬと、ちゃんと葬式はします。そして、49日までは、家の祭壇でお祀りをします。・・・・・いい事ですね・・・。

でも、49日が終わって、喪が明けたら、100ヶ日どころか1年、3年なんてだれもやりません。

理由は、古い儀式のわずらわしさと、そういうしきたりから逃れることで、今までの親の代の親戚や近所付き合いと縁を切りたいと思ってるわけです・・・・。え~~~、まじですか?(-_-;)

こういう図式がどんどん進んでいっています。今、彦根あたりでは、葬式が終わり、遺骨を墓に入れたら、すべて終了です。それ以降はなにもありません。檀家にも入らずお寺とも縁が切れます。それが普通です。

自宅には、仏壇はなく、僧侶とも縁が切れました。これから先は、親のことを思い出したら何時でも墓に参れば良いのです。僧侶はいなくても、墓に行ったらいつでも親に会えます

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・・・・(>_<)

そうなんですか?村上は、すごいショックでした

村上は仏縁にいますから、1年、3年、7年は当たり前と思ってましたが・・・
地方都市の供養の事情は、こんなもんなんでしょうか

 

数年前、彦根の親戚に、お盆に帰った時、ちょうど、菩提寺様の読経がありました。ほんと、立派な読経でした。滋賀県に多い、曹洞宗のご僧侶による読経でした。

読経が終わって、僧侶とのお話。「わしは、自分の寺以外に、5か寺、みています。その5か寺、全て、息子が後を取らなくなり、息子は仏道を捨てて、都心部へサラリーマンとして勤めに行ってます。地方都市では、寺の維持はほんと難しいのですわ。」

そうなんですよね。仏教の宗派の中で、禅宗(曹洞宗・臨済宗・黄檗宗)は、教えや修行が厳しい宗派です。なおかつ、従来の檀家様の信仰心の低下(言葉が難しいですが)、が原因です。でも、菩提寺様に先祖がお世話になっているおうちは、まだ仏教心があります。でも、民間資本が運営する霊園に、お墓を求められた方は、どんどんと、宗教心が消えていくのでしょうか?

村上はいつも思うのですが、菩提寺の存在って、絶対に大事な事と思います。先祖の遺骨を預かっていただいているお寺が菩提寺です。ですから、親の供養を考えた時、菩提寺に相談できる安心感って大きいと思います。

民間資本で作られた大型霊園は、先祖供養の事には、あまり、関わらないです。また、行政の運営する公営墓地、これも、供養とは、ほど遠いです。

いまや、小規模のお寺様では、檀家様のお供養だけでは、寺が維持できないんですね。そう思うと、京都の都心部にあるお寺は、何とか、寺院経営をできます。立地条件がいいので、保育園・幼稚園・学習塾・コインパーキングと何とか、寺の運営を維持されています。京都市中のお寺は、立地条件が素晴らしいです。京都市を走る市バスに乗ると、バス停の案内に、お寺の名前が挙がる事が多いです。

でも、地方都市にとっては、寺の存続が難しい時代になっています。

京都は、まだ、恵まれているのでしょうか?でも、先祖供養の事、ちゃんとしたいですね