仏壇処理の依頼がありました

追善供養

当園に、樹木葬をお求めの方から、連絡を頂きました。神戸ですが、仏壇の処理、お願いできますか?

ちょっと、意味ありげな問い合わせで、お話を頂きました。ご子息様の話では、ご両親が離婚していて、お母様引き取って、一緒に暮らしているとの事。天が瀬メモリアル公園にお母様と自分たち夫婦のお墓は求められています。ご子息様は一人っ子で、既婚ですが、子供様がいないそうです。
先日、お父様がご逝去されました。1人暮らしの父親の家を片付けに行ったところ、仏壇があった。何気なく開くと、祖先の位牌がたくさん。ご本尊も立派に飾ってあって、3具足もきれいに残っていたそうです。きれいに使ってある仏壇をどうしようか・・・?自分が引き取って、親と先祖を祀るべきか・・・?でも、家には離婚した母親がいる。仏壇を持って帰っても、母親は、仏壇を開けもしないでしょう。当然ですね。

仏壇の事、悩み事も多いです。家が続いてこそ、仏壇の価値があります。大変、失礼ですが、子供様のおられないおうちで、仏壇を守るのは、大変です。ましてや、兄弟さんのおられないご主人様では、親が守ってきた仏壇・位牌を、誰に託しますか?

村上はお墓や供養の現場にいて、いつも思います。ベビーブームの時は良かったんですね。子供は3人以上が当たり前。長男が、家を守る。そんな事が当然のようにできた時代です。子供が多くて、人口構成が下広がりの三角形だったのです。だから、お墓や、仏壇は、長男が守って、家族繁栄を喜べたのです。でも、最近の少子化の傾向で、絶家のおうちが増えています。出生率が1前後ですね。すると、人口構成比は、逆三角形になります。そうなると、家を守る事が、難しくなります。また、労働力の分散化・労働力の都市への集中・・・などによって、地方都市は、長男が不在の家も多いのです。

話を戻して、このご主人様、結局、自分の代で、先祖供養の仏壇を処理する事に決められました。当寺から、閉眼供養のために、僧侶に赴いてもらい、ご本尊供養と位牌の供養を承りました。ご僧侶と一緒に、自宅へ向かい、仏壇の前で閉眼供養をして、ご本尊・位牌を引き取りました。お焚き上げ供養をさせていただきます。また仏壇は、本尊が亡くなると、ただの入れ物ですので、引き取らせていただいて、処分いたしました。このご主人様も、悩まれたと思います。でも、自分がしないと、誰か縁者に、迷惑が掛かる・・・。そんな思いですね。墓じまいや仏壇供養は悪行ではありません。縁者に負担をかけないように、手を尽くす事は、ほんと、善行です。後から聞いたのですが、お母様に、仏壇処分をした事を報告すると、「あ、そう。ご苦労様」・・・そんな一言でした。離婚したお母様からしたら、当然ですよね

墓じまい・仏壇処分・位牌供養・・・そんな事は、村上に問い合わせ下さい。きっと、心穏やかに、処理ができると思います。