母はいつも心の中に居続けます
宗教法人参事・終活カウンセラー・相続診断士のブログ
母はいつも心の中に居続けます
もうすぐ、10月になろうとしています
台風の影響で今日も曇りの京都です
先週末は大型台風の接近で、心配しましたが
京都では大きな被害はなかったようです
![京都天が瀬メモリアル公園全景](https://www.memorial-park.jp/wp-content/uploads/2022/07/DSC_0941-1024x685.jpg)
今年もいっぱい納骨をしました。
一番心に残った事・・・
これはお客様から頂いた一通の手紙です
まだまだ若い、このお客様、お母様のための桜下庭園樹木葬をお求めになられました
居住地は関東圏で、火葬も関東でされました
お母様ひとり、子供様1人の関係です
お父様とは、小さい時から、会ってないそうです
桜下庭園樹木葬をネットで下調べされておられました
料金的に安心できる価格
合祀されない事
管理費の要らない事
承継者を求めない事
京都に地縁があったのでしょうか?
桜下庭園樹木葬は、現代に、相応しいお墓です
お墓というか、納骨スペースという表現がいいと思います
![](https://www.memorial-park.jp/wp-content/uploads/2022/09/DSCF4386-1024x576.jpg)
見学されて、説明させて頂き、「希望通りです・・・。」
そんなお言葉を頂き、契約、支払いとなりました
同時にお骨の預かり・・・???となりました。
本来であれば、申込・お墓の準備ができてから、納骨となります
しかし、「完成まで家に置けないから・・・」
関東圏で火葬された場合、骨壺は直径、33cm。全骨を拾います
大きな骨壺でした
お骨を預からせていただいて、お墓の準備ができてから、
手前どもで納骨の流れとなりました
本来、こんな事はありません。今回は特例です。
当寺の仏壇の下の納骨壇で預かりです
![](https://www.memorial-park.jp/wp-content/uploads/2020/02/DSCN1979-1024x768.jpg)
転勤族で、本当に忙しい方のようです・・・
なかなか、お墓ができてから、京都まで納骨に行ってられない
現地を見て、良かったら、お骨を預けてしまいたい
そんなお話です・・・。
結果、お申込みから45日でプレートができて
納骨の段取りになりました
納骨の現場の写真を撮って、郵送させていただきました。
これで、納骨の完了です
![お骨納め・カロート](https://www.memorial-park.jp/wp-content/uploads/2022/07/DSCN2543-1024x768.jpg)
こんな話をすると・・・・
「親の遺骨の納骨に子供が立ち会わんのか」
お怒りの声が聞こえそうです。
確かに、納骨は最後のお別れですから、当事者にしてほしいのはやまやまです
後日、ご本人様から手紙を頂きました
「今回はありがとうございました。ご無理を言いました。お許し下さい。
今回はこんな形になりましたが、母はいつも私の心に中にいます
いつも、遺影には手を合わしています。
最後まで、ちゃんとして頂き、本当にありがとうございました」
![おひとり様](https://www.memorial-park.jp/wp-content/uploads/2022/07/GUM13_PH04032.jpg)
そうなんですね
遺族には今の現状で無理なく出来る供養で良いと思います
毎度、毎度のお勤め・・・出来る方はして下さい
でも、無理な方に強制する事もありません
遺族の心の中に供養はあると思います
遺族が今できる供養で、日々平安に暮らせればよいと思います
離れていても、手を合わして、拝む事は大事です
一連の作業が、この一行で救われました
「母はいつも私の心に中にいます。」
・・・親子の絆って、どんな形でも深いものなのですね