天上天下唯我独尊

京都天が瀬メモリアル公園にあります瑠璃堂という本堂。そこに、こんなパネルがかけてあります

以前に書きましたが・・・・

釈迦の言葉に、唯我独尊・・・この言葉、解釈されている事、自分だけがすぐれていると自負することといいます。「自分が一番、偉いんや」と偉そぶってる人の事を指さして、悪い意味で使われますが、本来は違います。本当は、「天上天下唯我独尊」といわれ、すべての人の命に、等しい価値がある事を教えられたんです。釈迦は、どんな人も、全ての人が、尊い目的を果たす為に、人間に生まれてきたのです。人間はすべての平等である・・・そんな意味です。唯我独尊とは、ほぼ、真逆の話ですね。

「生命尊し、歩みて、前へ進め」・・・パネルの中はこんな文章です。現在コロナウィルスの拡大で、命の尊さ、国民みんなが、力を出して、封じ込めよう。そんな思いでいっぱいです。命を大事にして、前向きに対処していこう。まさに、現在の困難に相応しい、言葉です。

また、こういう釈迦の言葉を、お説法で語られるご僧侶は少ないです。やはり、仏法をよく勉強されているご僧侶と出会えて、お話を聞かせていただける事は、心、穏やかになります。人生の徳と思います。

京都天が瀬メモリアル公園に来られましたら、本堂・ご本尊にも、お参り下さい

京都天が瀬メモリアル公園 光明寺参事 村上