今日も少し、仏教の話

本願寺

今日も少し、仏教の話。では、日本の仏教宗派で最も信者様が多いのはどの宗派か判りますか?そうです。浄土真宗本願寺派(694万人)、次が浄土宗(603万人)、3位が真宗大谷派(553万人)、高野山真言宗(548万人)後、日蓮・曹洞宗と続きます。東西の本願寺派で1200万人の信者さんがおられます。1月の東西の報恩講では、大変、多くの方が参られます。広島方面からは安芸門徒、福井・金沢からは越前門徒と、そうそうたる信者様がお参りに来られます。

この東西の本願寺、何故、別れたのか?歴史を詳しい方は、ご存知と思います。そうなんです。徳川家康の仕業です。もともと、仏教とその時代の幕府は、いつももめています。織田信長は、石山合戦などの経歴もあり、本願寺の攻撃を明智光秀に命じましたが、本能寺で討たれました。しかし、大きくなった本願寺勢力の分断を図ったのが、徳川家康です。歴史を振り返ると、延暦寺も信長の焼き討ちを受けていますよね。巨大化した寺は、幕府にとって、厄介な存在だったんでしょう。

今でも、お西さん・お東さんといって、東西の本願寺派の信者さんは多くみられます。でも、親鸞聖人の教えには西も、東も、他の高田派、仏光寺派・・・何もありません。

浄土真宗は、肉体的な拘束を一切、進めていません。お念仏を唱えれば、極楽浄土へ導かれる・・・そんな教えです。

京都天が瀬メモリアル公園は、浄土真宗のお寺が主催しています。ご僧侶もたくさんおられます。ご本尊が瑠璃堂に安置されています。コロナの影響で自粛している部分がありますが、来られたらお参り下さい

京都天が瀬メモリアル公園 光明寺参事 村上