挙足一歩:川村妙慶さんのお話

宗教法人参事・終活カウンセラー・相続診断士のブログ

村上のスクラップ記事から

川村妙慶さんのお話(京都新聞から)

京都新聞に川村妙慶さんのお話が載っていました

川村妙慶さんは真宗大谷派のご僧侶です
お寺などでの法話会・公演もされており多才な先生として有名です
村上も、何かの勉強会で、お声を聞いた事があります

ネットから、写真を拝借しました。不都合であれば連絡下さい。すぐに削除します

お墓の現場にいれば・・・
結構の確率で、家族の思いとか、自分の人生を思いかえす方も多いです
それも後悔の思いを伝える方も多いです

「もっと、親孝行したかったけど・・・」
これは、みんなが思う事でしょう

特に女性専用区画の前では・・・
なぜ夫と結婚したのかな・・・。
もっと考えればよかったかな。男運が悪いのかな?
・・・そんな事はありません

京都のお墓「天が瀬メモリアルパーク」
女性区で読経

ひとり用の樹木葬のお求めの方、
女性は苗字を捨てて、名前だけを彫刻されます

また、離婚した事に、後悔される方も多いです
永代供養のお墓は、埋葬予定者を決める事が必要です
なので、やはり、配偶者様の事は、少し聞きます

人の人生って様々ですね
特に、女性とお話をした時、女性って苦労されているんやなと思います

幸せな結婚のはずやったのに・・・
後悔の念を引きずっています。お墓を求められる方も多いです

****(引用)川村妙慶さんのお話

では、なぜ過去を引きずってしまうのでしょうか。
それは今に自信がもてないから、過去の生き方を否定することしかできないのです。
過去の出来事にしがみついていても、将来がよくなることはまずありません。
「過去は変えられない。しかし過去の意味を変えることはできる」
これは、師から学んだ言葉です。過去は大切な出来事です。

「なぜあの時に」と言いますが、その時にこれが良いと思ってとった行動なのです。
その時はその時の状況で考えたことなのです。
否定する必要はないのです。
過去を後悔とうらみで終わるのか。
それとも、過去歩いた足跡を未来に明るくつないでいく
この考えは、大きな進歩です。

大切なのは、今この一瞬をどう生きたかで私たちの未来は決まります。
自分の今の立ち位置がはっきりしてこそ、人生のスタートラインが見えるのです。

「挙足一歩(こそくいっぽ)」
 過去は過去として受け入れ、そこから一歩を踏み出しませんか。
もう一度ここからやり直しませんか。

**引用終了

「挙足一歩」
4文字熟語と勘違いした村上はすぐに調べましたが・・・
これは浄土真宗の教えなのでしょうか
浄土真宗の法話に、使われています

足を挙げて一歩を踏み出す・・・
簡単な意味でしたが、深い解釈を説明されてました

過去は過去として受け入れて・・・・
そこから一歩踏み出そうという話です
めちゃくちゃ、前向きな話です

真宗の教えに、「自因自果」という教えがあります
これは、全ての事は、原因があって、結果があるという教えです
今が良くないのは、自分が原因を作って・・・結果、今が良くない

ならば、今から、良い結果をもたらすための努力をする

仏教の教えて、深いですね

川村妙慶さんのお話に戻して

自分の立ち位置をはっきり・・・説明に重みがありますわ
村上も歳65を超えて、ちょっと理解できるようになりました
ちょっと、遅いかな?

いつも思います。
優れた宗教家のお話は人の心に響きます

各宗派の法話を聞くのが楽しみの村上ですが・・・
法要をされるご僧侶様、もっと、お話を聞かせて下さいね

法話を聞いて、これからの人生の何かのきっかけになれば
ほんと、得ですよ