和風区画

「父が買ったお墓があるんですが、他人に売れますか?」こんな質問をよく聞きました。ストレートに言います。売れません。また、「お墓を返すから、お金は返してもらえますか」。これも、お金は返しません。最近、このような質問は減りました。近年は、永代供養墓も多く出てきて、お墓の情報がどんどんと公開されてきています。お墓を求める方も情報を沢山、持っておられます。でも、多いパターンが、石材店にお墓を案内してもらって、説明は石材の話ばかり。供養の大事な事とか、お墓の本質を説明を受けていない方が、多いです。石材店様は、石を売るのが仕事なので、仕方がないんですが、霊園墓地の管理者からの説明が不足やったんですね。また、そのお墓を継いだご子息さんからすれば、教わる事も無いので、仕方がないですね。

お墓は使用権を購入してもらっていて、所有権は無いんです。「そんな考え方、おかしいでしょう」・・・そんなお客様もおられましたが、考え方の問題ではなく、決まり事なんですね。墓地埋葬法などの法律には使用権の規定はありません。しかし、霊園墓地の管理者から、お墓の利用に関して、規約を渡されます。あくまでも、その霊園での規約です。ですから、一般的には、使用権について、言及されている所が多いです。しかし、地方の村墓地に関しては、特に、管理が無い墓所もあります。このお墓は、地域のボランティアで成り立っています。墓地埋葬法の範疇にないことが、いつも起こっています。でも、毎年、管理費が請求される霊園墓地であれば、規約に則ってますので、お墓は売れない事になります。

京都天が瀬メモリアル公園 光明寺参事 村上