ご本尊前のお勤めと、墓前読経のお話
ご本尊前のお勤めと、墓前読経のお話
お墓の前で、読経されてるシーン、見たことはありませんか?
![墓前読経](https://www.memorial-park.jp/wp-content/uploads/2021/04/DSCN2080-1024x768-1.jpg)
よく、桜下庭園樹木葬を案内中に・・・
「お墓の前で拝んでもらっておられますが、何のお勤めですか?」
見学のお客様より、問い合わせがあります。
みなさん、判りませんよね。
でも、読経は菩提寺に、お世話になられたらいいと思います。
霊園では、菩提寺のお寺様が同伴で来られて、読経される事があります。
メモリアル公園では、宗旨・宗派を問いませんので、同伴も大丈夫です。
供養には、様々な種類があります
最もご家庭にとって大事な供養・・・追善供養です
この大事という基準は、ちょっとおかしいです。
お供養に、大事でないものはありません
この追善供養は、菩提寺があるご家庭では、しっかりとお勤めされます
忌日供養では、初七日・三七日・五七日・満中陰(49日)・百箇日
年忌供養では、一周忌・三回忌・七回忌・一三回忌・・・三十三回忌
一周忌はまるまる、1年ですが、三回忌はまる2年で、執り行います
![一周忌はまるまる、1年ですが、三回忌はまる2年で、執り行います](https://www.memorial-park.jp/wp-content/uploads/2021/04/DSCN2244-1024x768-1.jpg)
また、年忌に関係なく、祥月命日講・・・これは亡くなられた月に行われます
この、祥月命日講は、寺の主催が多いです。
その月に亡くなられた方を集めて、お勤めされる事です。
月命日の供養もあります
亡くなられた日に、毎月、菩提寺から、お参りに来られます
このようにして、故人を偲び、読経を聞きます
また、寺には、永代供養のお勤めがあります
春の彼岸・夏のお盆・秋の彼岸とお勤めがあります
![祥月命日講](https://www.memorial-park.jp/wp-content/uploads/2021/04/IMG_0707-768x1024-1.jpg)
これらのお供養は、全て、ご本尊の前で、執り行われます
お寺の本堂(ご本尊のあるお堂)または、自宅の仏壇の前です
仏壇には、ご本尊がありますね。
民間の会社が運営している霊園は、このようなお供養が無いんですね
じゃあ、お墓の前で、読経されている光景をよく見ます。
あれは、何の読経ですか・・・???
![除幕・開眼・納骨供養](https://www.memorial-park.jp/wp-content/uploads/2021/04/DSCN2177-1024x768-1.jpg)
お墓の前での読経・・・これは開眼法要・建碑法要・納骨経・閉眼供養しかありません
墓を建てる・お骨を納める・墓を片付ける・・・そんな時しか読みません
勘違いして、墓前で年忌供養されている方をお見受けしますが
ちゃんと、理解されているご僧侶は、三つ折り本尊などを持参されます
故人を偲んでの、読経をしてもらうわけですが・・・。
読経は故人に聞かせるものではありません。
本来の経とは、釈迦の教えを伝えたものです
ですから、頂いた後に、その経に言われている教えを伝えるのが僧侶です
でも、みていると、法話をするご僧侶も減りましたね
葬式仏教と言われてる仏教ですが、心に響く法話は素晴らしいものがあります