母親

お墓の仕事をしていると、やはり終活の知識が必要になります。先日はお客様から献体について聞かれました

「献体ってどうすればいいんですか」「献体すれば葬式代金はいりませんか」「お骨はどうなりますか」皆さん、判りませんよね。別の方は「お父さんが、献体すると言ってきかなんです」「死んでも、病院で解剖するんですよね」

献体は村上の義母が京大の白菊会に申し込んでいます。だから、比較的詳しく知っています

献体の申し込みは簡単ですが、意思表示と家族の同意が必要です。まず、献体をしている大学病院を調べて下さい。窓口があるので、問い合わせてください。条件があります。家族2人の同意が必要ですし(確か実印を押した記憶があります)、また申し込みには本人が出向く必要があります。また、必ずしも、献体ができるかどうかは、亡くなられた時の健康状態によります。感染症があった場合、自殺・事故の場合。死亡後、時間が経っている場合(1人暮らしの方が自宅で亡くなった場合)臓器提供を約束している方、遠方で亡くなられた場合(旅行など)。

結局、健康な体と、没後の速やかな連携がなければ、できない事になります。各地に献体を受ける組織があるとは限りません。都市部なら容易ですが、地方都市の場合は、難易度があがります。

でも、本来、献体とは崇高な理念です。臓器提供と同じで、医学の発展のために自らの骸(むくろ)を提供する事です。ただ、一時期、多くの文化人と称される方が、献体を申し込まれたそうです。多分、義母も、それに感化されて申し込んだと思います。でも、遺族は違います。ちゃんと葬式をして、送ってあげたい。身内とお別れをさせてあげたい。そんな思いは必ず残ります。

最近は終活ブームもあって、多くの情報発信があります。終活応援サイト「よいろーご」もたくさん載っています

京都天が瀬メモリアル公園 光明寺参事 村上