姻族関係終了届の話(2022.9.4)

宗教法人参事・終活カウンセラー・相続診断士のスクラップから

モーニングショーで姻族関係終了届の特集がありました

姻族関係終了届って、ご存知でしたか。この番組がきっかけで、知った方も多いと思います

今では、お客様に相談されても、なぜか、違和感が亡くなりました

公正証書役場
市役所

夫婦とは一般的な離婚をすると、姻族関係は切れるそうですが、死別においては姻族関係は切れないそうです。

本来であれば、婚姻関係を切らなくても、夫の親族とうまく付き合える方が幸せですよね

でも、姻族関係終了届って、夫の死亡によって、残された奥様が、亡きご主人の親族と縁を断切るという届けの事を言います。ほんと寂しい気がします。できれば、亡き夫の親族とうまく付き合えないものかと???」

でも、話を聞いて、なるほどなと思いました。

残された奥様に姑さんの介護が残るわけですね
仲が良ければいいけど、それほど、仲の良くなかったお姑様の介護。実の親なら、みるのは当たり前。でも、さんざんいじめられてきた姑の介護まで・・・?。なんで、私が看ないといけないの?姑には、実の娘がいるじゃないの・・・・

長男の嫁だから、我慢して、好きでもない姑を見てきたけれど、夫が亡くなった今、老親を看るのは実の子でしょう。夫の事はきらいじゃなかったけれど、これからの人生、姑のために潰されたくない・・・村上が主催する終活セミナーでも、お話させていただきました。

終活セミナー
終活セミナー

もともと、女性は家に嫁いで、その家の一員となって一生を終える。でもそれも、愛すべきご主人がおられての話ですね。そんな時代も、もう終わってますよね。お墓の仕事は、結構の確率で、おうちの話の中に入っていきます。ご家庭の苦労話を、よく、聞きます。特に女性から・・・・。今まで、家の事・夫の事・舅姑の事で苦労してきた。夫がいなくなったら、自分の結婚生活の終止符を打ちたい。

一人の女性は一人用のお墓や女性の専用区画を求める方が多いです。全ての縁を切って、現世を終わりたい。生まれ変わったら、もっと幸せになりたい。男性はもともと、勘違いをしています。嫁は自分と一緒になって、両親と一緒にいる事が幸せ・・・大きな間違いかもしれません。奥さんは我慢してはるんですよ。そんな寂しい話、聞きたくないよ・・・お墓の現場でも、男女の想いの違いを感じる事があります

なんか、寂しい話になりましたが、お墓の現場では、よくある話です。

老夫婦
夫婦