納骨・・・パパと私と家族同然のペット

先日のお客様。桜下庭園樹木葬を成約されました。ご主人様を送っておられます

来園頂いて、見学されて、お気持ちは決まったようです
「いい所ですね。桜もきれいだし」

ウッドデッキから見る景色

ところで、パパをお墓に入れて、私も入ります
・・・いい事ですね

「でも、家族同然のワンちゃんがいます。何とか、一緒に入れてあげたいんです。そんなことできますか?最近は、ペットと一緒に入れるお墓が増えているとか???そんな事、できますか」

答え・・・できない事はありません

墓地埋葬法には、一切、抵触はしないようです。この墓地埋葬法には、人骨のために、納骨棺が設置されています。でも、人骨以外は入れてはならない・・・とは、一切、書かれていません。その霊園の管理者の判断に、委ねられているようです。

ただ、埋葬の定義は厳しく書いてあります。散骨場ができた時ですが、それが散骨か、埋葬か、論議がありました。結局、お骨に土をかぶせてしまうと、埋葬になるんですね。結果、静岡の御殿場にできた、散骨場は無くなりました。

話を戻して、ご夫婦が入るお墓に、最愛のペットの遺骨を入れる場合、許可が要りますか?よく聞かれます。この許可という考え方は法律に照らし合わせて考えます。法律上、一切の取り決めはありません。法律では、一切、墓地の主催者に、任されているのです。

もともと、お寺の境内のお墓では、こんな無理は聞いてもらえません。寺院内の墓所には、獣塚と呼ばれる、動物を祀るお墓があります。もともと、仏道では、人間界と、畜生道は違うと定義されています。お寺は、お骨が納まる場所を極楽浄土にする読経をします。ですから、そんな極楽浄土に変わるお墓に、畜生が納められる事は無いのです。

ただ、何年か前に、浄土宗の宗門会議で、動物も同じ極楽に行けるという考えを示しました。お寺も、世俗の意見で、変わっていくものなのでしょうか?なんか、寺の本質が変わっていくような気がします。

それよりも、お墓は未来永劫ではないのです。家族のお墓は、途切れると、処分されて、合祀されますし、永代供養墓と言えども、既定の年月の後に、処分されて、合祀されます。ほとんどすべてのお墓・遺骨が一つの供養塔に納まります。そこに、動物の遺骨が入っていれば、それを知ったお墓の利用者は怒りますよね。たから、永久のお墓以外は、ペットの遺骨を入れる事を嫌います。

そこで大事な事は、無くならないお墓という考え方が必要です。一つは民間墓地の永代管理のお墓。これは民間のお墓にある、一定の金額を支払えば、お墓はずーーっと、置いてもいいよ。という約束のお墓です。このお墓は無くなる事はないので、大丈夫ですね。後は、永久に掘り起こしのないお墓です。これは、永代供養墓と言えども、永久ではありません。納骨後、規定年月の後に、掘り起こされて合祀される事になります。そして、大きな供養塔に一緒に入ります。そんなところに、ペットの遺骨が入っている事を知ると、他の利用者が怒りますよね。だから、お寺の中のお墓は、まず、無理なんですね。

詳しくは相談に来て下さい。