京都市単身高齢者万一あんしんサービスの説明

京都市社会福祉協議会から情報を頂いております

安心して生活していただくためのサービス

【引用】
これからも安心して生活していただくためのサービスです

●生前、利用者からお預かりした費用により、利用者の死後、葬儀・納骨、家財等の処分を行う事業です。
事業による支援は、京都市からの委託により、京都市社会福祉協議会が実施しています

・・・単身高齢者で身寄りのない方から、生前に金銭を預かっておいて、万が一の時、面倒見ましょうという事業です。
かなり低額で安心できるサービスですが、諸条件がたくさんあります

【事業対象者】

●京都市内在住
●65歳以上
●ひとり暮らし
●契約能力がある
※日常生活自立支援事業や成年後見人制度の利用者は対象外
●子供や頼れる親族がいない
●低所得者(市民税非課税・不動産非所有・預貯金240万円以下)
●賃貸住宅入居者(公園住宅含む)
●生活保護を受給していない
●契約時、預託金を一括して預ける事ができる
●契約後、京都市社会福祉協議会職員による安否確認を受ける事ができる

・・・なかなか、ハードルが高いですね。
中でも、生活保護を受給していなくて、不動産非所有・市民税非課税のおひとりさま
・預貯金が240万円以下とあります。

【預託金①】【委託金②】

【預託金①】

契約の際、京都市福祉協議会に預ける事になっています

●葬儀・納骨費用で25万円が必要
●利用者全員を対象とし、葬儀社のホールに安置した後、中央斎場で火葬
●深草墓園、合祀墓に納骨
●通夜・告別式はしない

【委託金②】

残置物・遺品処分費用は別途見積もり
●利用者のうち、希望者のみを対象
●残された家財等は、専門業者によって処分

【利用契約】【安否確認】【急変】【死亡時】

【利用契約】
●提示する葬儀社のリストから、利用者が一社を選択します
●葬儀社・利用者・社会福祉協議会で三者契約を結びます
●契約を解約する場合、預託金の全額返還

【安否確認】

●京都市社会福祉協議会の職員が利用者の生活状況・健康状態を確認します
●必要があれば、介護サービス等の支援につなぐ

【急変】

●契約した葬儀社が緊急連絡を受け付けます
●利用者カードの発行・

【死亡時】

●葬儀社が、葬儀と納骨を行う
●残置物処分の契約がある場合、葬儀社が処分
●社会福祉協議会が、葬儀社に対して、預託金を支払います

以上、ざっくりと調べてみました

供養の現場にいる村上の感想

行政がする安心サービスとすれば、よくできています
行政が終活のサービスを提供するわけですから、当然、基準が厳しくなります
誰でもOKではありません

対象のイメージは、賃貸住宅に暮らしている1人暮らしの高齢者です
また、生活保護は受給していないけれど、なんとか暮らしておられる方
・・・そんな、イメージですね

でも、供養の現場で感じる事、1人暮らしの高齢者はほんと、たくさんおられます
しかし「子供や頼れる親族がいない」・・・この判断が難しいのです

次回のブログで、もっと掘り下げたいのですが・・・

血縁6親等・姻族3親等までが、法律上、別居の親族です
でも、「子供や頼れる親族がいない」・・・特に頼れる親族がいない
多くの方に聞きましたが、自分で親族の縁を切ってられる方が圧倒的に多いです

その事実の是非ではなく、生きてこられた人生で、信頼できる親族にご縁が無かった・・・
そんな方を、多く存じ上げております

京都市の京都市社会福祉協議会の試み、素晴らしいと思います